宝塚ブログ~SS席で見る夢、B席で落ちる恋~

タカラジェンヌを心から尊敬し、全組愛するファンブログ。観劇感想、チケット情報、ファンクラブ、お茶会、OG等、宝塚歌劇に関するあれこれを綴ります。

残念!内容不満♪明日海りおさん退団公演・花組「A FAIRY TALE-青い薔薇の精-」初見マイナス感想からの変化。




こんにちは。


今日は、明日海さんをはじめ、退団される方にとって、大劇場公演最後の休演日ですね。


ゆっくり体を休めていらっしゃるのでしょうか。

それとも、ご挨拶回りや雑用、自主稽古などで休む間もないのでしょうか。


いずれにせよ、明日から千秋楽に向けラストランがスタートしますので、体に気をつけて邁進していただきたいです。



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観劇する度に透明感を増す明日海さんの姿に、心を清められ、花組一丸となってつくるお芝居に、胸打たれるのも事実ですが、


明日海さん宝塚大劇場サヨナラが目前に迫った今、あえて、ぶ厚いサヨナラフィルターを外し、今作「A FAIRY TALE-青い薔薇の精-」について、初見の時に私が抱いたマイナスの感想を綴りたいと思います。



その前に、あくまで個人的な感想であり、私は花組も景子先生も劇団も大好きです。ということを明記させていただきます。


明日海さんの退団公演に過度な期待をして、勝手に撃沈した一ファンのたわ言と流してください。


(ネタバレありです。ご注意。)


妖精設定、嫌な予感的中!


今さら言っても仕方がありませんが、景子先生は、本当になぜこの設定に落ち着いたのでしょうか。

これが最初にこの作品を観劇した時の、率直な私の感想でした。


確かに今のトップさんで妖精を演じられるのは、明日海さんしかいないと思いますし、事実、妖精の明日海さんはとても魅力的です。

しかし、17年間男役を探求してきたトップスターの集大成が妖精とは。

青ヒラヒラ、白ヒラヒラ、まだらヒラヒラの衣装を着せられた姿を最初見た時は、別の意味で涙がでそうになりました。

そりゃ、美しいですよ、明日海さんも世界観も。

これがショーの一場面なら大絶賛ですが、1時間35分はもったいな過ぎます。


大半の組子と芝居絡みナシ。

台詞の間や、目線のひとつまで計算し、相手の呼吸を感じる。
そんな繊細で深いお芝居をする明日海さんと、明日海さんを慕う下級生たちが、最後の公演で一緒にお芝居できないどころか、存在に気づいてもいない設定なんて、ほんと残念。

もちろん、それぞれに深く豊かなお芝居をされています。それゆえに。



妖精の掟が曖昧。

エリュが犯した罪によって、なぜ他の妖精たちも霧の中に閉じ込められてしまうのか。
連帯責任の謎。

それと、霧の中で好きなところに自由に行き来できるなら、そんなにバツは重くないのでは?
描かれていませんが、霧の日以外は過酷な何かを強いられているのでしょうか?
そうでなければ実質のペナルティは、薔薇を咲かせられなくなったくらい。しかし、妖精たちは、生きるために薔薇を咲かせるわけでもないので、それすら、ペナルティなのか不明。

私の理解力が乏しく、初見ではここが理解しずらく、物語に入り込めなかった最大の要因だと思います。


女王が決められる、忘却の粉の効き目。

記憶を消されるハーヴィーとエリュの別れの場面で、感動的な握手をした後すぐに、まさか時間が経ちすぎて粉の効き目がなくなっただなんて!!?ズッコケました。(苦笑)

そして、一番のガッカリポイントは、
「魔法の力で、時を戻しましょう!」のセリフ。
これはなくていいです。本当に。
私たち客の想像力を信じてください。

でも、自分が子供の時にこの作品を見たのなら、このセリフに夢を見られたのだと思います。


老婆の存在。


何かアッと驚くカラクリがあるのかと期待していましたが、最後まで老婆は老婆。(苦笑)

老婆だけではなく、何かの付箋かな?と思わせるような設定やセリフがあり、勝手に深読みしてしまいましたが、どれもそのまんまの意味でした。(笑)




過酷なシャーロットの人生。


妖精も含め他の登場人物は、おとぎ話の住人なのですが、シャーロットの人生だけがが生々しく悲惨すぎて、最後にエリュと再会した時ですから単純に良かったねとは思えませんでした。

むしろ、エリュと出会ってしまったから、エリュが忘却の粉を振りかけなかったから、シャーロットはその後何十年も辛い思いをする。
(シャーロット自身は「あなたがいたから生きてこられた」と言っていますが。)
見ているこちらは、二人の出会いをも否定してしまう心情に。



ざっと、明日海さんを取り巻く場面を中心に感想を書きましたが、その他の妖精たちが短いセリフを順番にまわす細切れさや、水美さん城妃さんの出番の件、ヴィッカーズ商会の面々の使われ方など、正直まだまだありました。。(苦笑)


この作品が明日海さんトップ時代の一作品なら、もっと心を広く受け入れられたかもしれませんが、いかんせん、退団公演の期待が大きすぎて…


退団公演だから明日海さんに無理をさせないという先生や劇団の配慮ならば、ダンス少なめ、セリフ少なめ、ふんわりした内容等、理解できます。 します。しました。

明日海さんは少ないセリフの中に魂を込め、一言一言丁寧に発しておられますし、体重を感じさせない動きに、相当研究を重ねられたのだということが伝わってきます。


こちら側の 感情の変化。


明日海さん退団公演への過度な期待のせいで、自分の思うような作品ではないと、負の感情に支配されていましたが、花組の素晴らしいお芝居によって、回を重ねるごとに、この作品が、人の心を解きほぐし浄化する、あたたかく優しいものであることに気が付きました。

そして、次から次へと上演される宝塚作品を観ることに慣れて、斜めから物事を見るクセがついてしまった今の私には、こういう心あらわれる物語が必要だったのだと。


泣いても笑っても、あと5日。


何はともあれ、明日からもまた、どっぷりと公演を楽しみたいと思います。


長文お読みくださりありがとうございました。




では、また明日♪


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