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前楽観劇!花組「銀ちゃんの恋」ネタバレあり感想・水美舞斗、飛龍つかさ、星空美咲

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花組シアタードラマシティ公演

 

「銀ちゃんの恋」前楽を観劇しました。

 

(20列より後ろ席)

 

「銀ちゃんの恋」は水美さんや飛龍さんの代表作になるとの前評判どおり素晴らしい公演でした。

 

とはいえ、作品全体に流れる独特の昭和感をどう受けとるかで評価が分かれそうです。

 

 

 

 

 

銀ちゃんの恋・簡単あらすじ

       作品感想

 

 

(ネタバレあり)

 

 

 

 

昭和の映画俳優 銀ちゃん(水美)は自分が大スターだと疑わず自信満々。

 

妊娠させてしまった小夏(星空)舎弟のヤス(飛龍)に押し付け、女遊びも芸の肥やしとばかりに次は若い朋子(姫都)に入れこむ。

 

朋子に好かれるため小夏に「オレの良いところをアイツに言ってやってくれ」と頼むなんて。。

 

はじめてこの作品の内容をお知りになる方、ここまでの展開だいじょうぶですか?

 

とんでもないですよね。

 

しかし、なぜか銀ちゃんにはふしぎと人を惹きつける魅力があるのです。

 

のちに銀ちゃんのために命を落とすことになるヤスも銀ちゃんに魅了された一人で,

銀ちゃんの子供を妊娠した小夏と結婚し、銀ちゃんのために命をかけて階段落ちに挑むことになります。

 

どこまでも健気なヤスと、じつは誰よりもヤスを大切におもう銀ちゃんの不器用な生きかたに何度も泣かされました。

 

 

 

 

2021年に「銀ちゃんの恋」を公演するということ。

 

 

「銀ちゃんの恋」は笑って泣けるステキな作品です。

 

しかし、昭和作品ではよくある人を殴るシーンがでてくると客席は一瞬にして凍りつき

 

2021年では完全アウトなセリフ(身体的特徴イジリなど)が聞こえると、コミカルなシーンでも客席に緊張がはしり、つぎの瞬間からはやく心地のいいシーンでホッとしたいという空気を肌でかんじます。

 

この微妙な空気を体感してしまうと、タカラヅカでは今後このような表現をふくんだ作品を扱うのは難しいのかなという印象です。

 

公演をおこなうにしてもセリフや演出に何らかの配慮をもとめられるようになるかも知れないと感じました。

 

むずかしい問題ですね。

 

 

銀四郎・水美舞斗

 

前楽で舞台トラブルが発生。

ひらくハズの塀が閉じたままになり舞台は先にすすめずストップ。

 

しばらくして水美さんらが塀のまえにでてきてアドリブでつなぐ事態に。

 

フルーツを手にもってひざまづいたり床に倒れこんだりしながら「はやく開けろよぉ~」と、オイオイ号泣する銀ちゃんに客席は大ウケ。

 

本日一番の盛りあがりで、客席からの応援モードがすごかった。

 

その様子をみて確信しました。

 

水美さん演じる銀ちゃんが魅力的なのは、自然とまわりに愛される銀ちゃんが水美さんそのものだからなのですね。

 

 

今日は聞きなれない水美さんのかすれ声をきいた瞬間ヒヤリとしまし、その影響なのか、前半の怒涛の早口セリフは正直ききとりづらいところもありました。

 

しかし、舎弟たちに向かってまくしたてるように暴言を吐いていたのが、階段おちを決意したヤスをじっと無言で見つめる対比こそが、水美さんの計算された演技だったのかと思います。

 

水美さん演じる銀ちゃんは、色気と男臭さのバランスが絶妙で、殺陣の上手さはピカイチ。

 

水美さんの銀ちゃんが見られて本当によかった。

 

 

 

 

ヤス・飛龍つかさ

 

配役が発表されたときから、「飛龍つかさのヤスは絶対いいに決まってる」といわれていましたが、期待以上のヤスを観せてくれました。

 

ヤスという人物はやさしくてお人よしで不器用。

銀ちゃんだろうと小夏だろうと惚れたからには一直線。どんなにヒドイあつかいを受けても健気に尽くす。

 

飛龍さんは、滑舌のよさ、歌のうまさ、芝居の巧みさなど、舞台人としての高いスキルでヤスの心のうごきを細かく観客に伝えられるのが本当にすごかったです。

 

とくに印象的だったのは、銀ちゃんが小夏にプロポーズするのをヤスが偶然聞いてしまうシーンで、言葉はなく表情や姿勢だけでショックや動揺、不安、怒り、苦悩を表現していて感嘆しました。

 

ヤスを演じることでさらに表現力の幅がひろがった飛龍さん。今後のかつやくが楽しみです。

 

 

小夏・星空美咲

 

小夏は数ある宝塚ヒロインのなかでもトップクラスに難しい役だとおもいます。

 

星空さんはプライドのたかい落ち目の女優を演じているときは頑張っている感がありましがた、ヤスと結婚してささやかな幸せをかみしめる可愛らしい小夏はピッタリでした。

 

歌がうまく、歌で心情をつたえられるが強みですね。

 

そして相手役がだれであれ似合わせることのできる人という印象を受けました。

 

ヒロインとして必要な要素のすべてを兼ね備えているので、どんどん経験をつんでますますステキな演者になっていただきたいです。

 

 

まとめ

 

水美さん率いる花組生全員が120パーセント全力で演じている姿が、懸命に昭和を生きる登場人物たちと重なり感動しました。

 

明日の千秋楽も中継でみる予定ですのでまた感想追記します。

 

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